桧や杉は日本古来から使われ日本人に一番、慕われ、長い歴史の中で培っている。 日本風土に一番合っている桧を最近の建築方法や集製材、プリント合板、ペンキ塗布などの家に代わり、今日の花粉症やシックハウス症候群などの過敏症の原因にもなっているが天然材の使った古来の家屋ではあまり聞かれない。 土壁は吸湿、除湿、脱臭、遠赤外線効果などがあり、畳は保温、除湿効果があり、襖、障子などは除湿、保温、湿度調整などによって、快適な生活空間が生まれていたが昨今の建築は機密性が良くて湿気、不快害虫、ホルムアルヒデド、悪臭、シロアリなどの問題が出ている。 桧材は外国材と違って桧樹脂に含まれているヒノキオイルの防虫効果や遠赤外線効果などがあり、耐久材としても優れており自然に近い環境下での家屋材と言える。従って、人間は生身の動物である限り自然材の中に囲まれて生活をしたいものだと思う。 又、幼児から天然材に触れさせて香りや肌触りの豊かな木のぬくもりなどの感性を養ってもらいたいものだ。